実務ガイド
食べログ・ホットペッパー・エキテンの店舗情報がバラバラなときの直し方
「食べログでは旧住所のまま」「ホットペッパーは電話番号が違う」「エキテンだけ店名の表記が違う」――複数の媒体に情報を掲載していると、こうした食い違いはほぼ必ず起こります。この記事では、なぜバラつくのかを整理したうえで、主要な媒体ごとに「どこから修正依頼をするか」「反映までの目安」「つまずきやすいポイント」を実務目線でまとめました。
なぜ媒体ごとに店舗情報がバラバラになるのか
原因の多くは単純です。移転や電話番号変更のたびに、すべての媒体を同時に更新できていないこと。媒体側が自動収集した情報がそのまま古いまま残っていること。担当者が変わり、どの媒体にログイン情報があるか分からなくなっていること。どれも珍しい話ではなく、複数店舗を運営していればなおさら起こりやすくなります。

直す前に「正しい表記」を1つ決める
修正作業に入る前に、必ずやっておきたいことがあります。店名・住所・電話番号(いわゆるNAP情報)について、「これが正」という表記を1つに決めて、どこかにメモしておくことです。番地の書き方(漢数字かハイフンか)、建物名を入れるか省略するか、電話番号は市外局番からかフリーダイヤルか――こうした細部まで統一しておかないと、せっかく直しても媒体間でまた微妙にズレたままになります。
まず全体を把握する
「どの媒体が」「どこをどう間違えているか」を先に洗い出しておくと、修正作業がぐっと早くなります。1媒体ずつ検索して目視で確認していくのは手間がかかるため、店名を入れるだけで各媒体の掲載状況を横断的に洗い出し、表記ゆれを多数決で診断してくれる無料ツール「NAP照合コンソール」を使うと、現状の全体像を数分で把握できます。登録不要で使えるので、まずはここから始めるのがおすすめです。

媒体別の直し方
ここからは主要媒体ごとの修正手順です。各媒体とも管理画面のデザインや手順は随時変更されるため、以下は執筆時点での一般的な流れとしてご参考ください。実際の操作は各媒体の最新の案内に沿って進めてください。
Googleビジネスプロフィール
検索結果やマップに表示される情報の大元になる媒体です。未確認の場合は先に「オーナー確認」を行い、確認が済んだアカウントから店舗名・住所・電話番号を直接編集します。軽微な修正であれば数日程度で反映されることが多いですが、住所や店舗名の大幅な変更は再審査が入り、時間がかかる場合があります。他の媒体の情報がここに引っ張られているケースも多いため、最優先で整えておきたい媒体です。
食べログ
飲食店の場合、店舗会員に登録すると自店の掲載情報を管理画面から編集できます。未登録の場合や、会員登録前の情報を直す場合は、店舗ページ内の問い合わせ窓口や店舗会員申し込みフォームから修正を依頼する流れが一般的です。反映までに数日〜1週間程度かかることがあるため、繁忙期前など急ぎの場合は早めに動くと安心です。
ホットペッパービューティー/グルメ
有料で掲載している店舗は、契約している営業担当やサポート窓口を通じて修正を依頼するのが基本です。管理画面から直接編集できる項目もありますが、プランによって範囲が異なります。無料掲載のみの場合は、サイト内の問い合わせフォームから修正を申請する形になります。担当営業経由の場合は、繁忙期は対応に時間がかかることもあるため、余裕を持って依頼するのが無難です。
エキテン
店舗会員登録をすると、管理画面から店舗情報を自分で編集できます。未登録であれば、まず店舗会員登録を行うのが最短ルートです。登録済みであれば管理画面上の修正はすぐに反映されることが多く、他媒体に比べて対応しやすい部類です。
iタウンページ/NAVITIME等の情報サイト
こうした地域情報・地図系のサイトは、多くの場合「情報の修正・登録依頼」といった専用フォームが用意されています。店舗名で検索して該当ページを見つけ、フォームから正しい情報を送信する流れが一般的です。サイトによっては反映まで数週間かかることもあるため、気長に構えておくとよいでしょう。
直したあとにやっておきたいこと
修正を依頼しても、媒体によっては反映まで数日から数週間かかります。「依頼したのにまだ直っていない」と焦らず、まずは目安の期間を待つことが大切です。そして、修正して終わりにせず、半年に一度など定期的に全媒体をチェックする習慣をつけておくと、次にバラつきが発生したときにすぐ気づけます。移転・電話番号変更・改装などの節目には、真っ先に全媒体の情報更新をタスク化しておくと安心です。
まとめ
店舗情報のバラつきは、媒体が増えるほど、担当者が変わるほど起こりやすくなります。まずは「正しい表記」を1つ決め、現状を一括で把握したうえで、媒体ごとの手順に沿って一つずつ直していく。これだけで、検索やマップ経由で来店を検討しているお客様に、迷いなく正しい情報を届けられるようになります。